過払い金が無い場合はあるの?

消費者金融と取引をした経験があれば、誰でも過払い金が発生している可能性があります。

だからと言って、全ての人が過払い金返還請求をした方が良いのかというと、実はそうではありません。

過払い金が発生している可能性のある人って?

  1. 消費者金融と取引がある人・あった人
  2. 多重債務で5年以上返済している人
  3. 金利20%以上の利率で支払いをしてきた人
  4. 3の人の連帯保証人
  5. 貸金業者との取引が5年以上ある人
  6. 完済してから10年以上経過していない人

大まかにいうとこういった方々は、過払い金が発生している可能性があります。

発生している過払い金が返還される金額ではない

過払い金が発生しているのかは、代理人に調べてもらえればすぐに分かります。通常ではこの時に料金はかかりません。返還されたお金が報酬対象であるためです。

ただし、着手金を取っている事務所があり、取引明細を取り寄せ、引き直し計算をしただけで着手金の対象にしている可能性もあるため、その辺りは質問したほうが良いかもしれません。最近では着手金を取っていない事務所の方が多いです。

例えば、代理人の引き直し計算によって算出された過払い金が100万円あったとしましょう。では100万円が全て戻ってくるのかというとそうではありません。

確かに、貸金業者はあなたから100万円余計にお金をもらっている状態ですが、もらったお金はなるべく返したくないのです。そのため、交渉が始まります。

この交渉により、どのくらいの金額が戻ってくるのかが決定します。

貸金業者の経営状態によって大きく左右されますので、一概にどのくらいの割合が戻ってくるとは言い切れません。

過払い100万で実際戻ってくる額は?

「過払い100万で実際戻ってくる額は?」でもお話ししましたが、貸金業者と交渉をしてみないと、どのくらいの金額が戻ってくるのかは判断しにくいのです。ただし、代理人は数多くの過払い金返還請求をしていますので、大まかな予想数値は言ってくれる可能性はあります。

返還された過払い金がすべて手元に来るわけではない

では、実際に100万円の過払い金があったとしましょう。貸金業者と代理人が交渉をした末、7割が返還対象になったとします。100万円の7割ですから70万円ですね。

この70万円が全てあなたの手元に来るわけではありません。

貸金業者と和解交渉をしてくれた成功報酬を代理人に支払う必要があります。この時、代理人の成功報酬が返還金の20%だったとしたら、「70万円×20%」で14万円が代理人の成功報酬であり、支払う必要があります。

ですので、「70万円-14万円」で56万円があなたの手元に戻ってきます。

元々発生していた過払い金は100万円です。それが56万円になってしまいます。これを良かったと取るか、悪かったと取るかはあなた次第です。

代理人を通さなければ手元に戻るお金は増える。だけど・・・

代理人を通さなければあなたの手元に戻るお金は当然増えます。しかし、代理人がするべき作業をあなた自身が行うこととなります。

  • 取引履歴を取り寄せる。
  • 引き直し計算をする。
  • 過払い金額の交渉を行う。

貸金業者はプロです。なるべくお金は還したくありません。この道のプロである代理人(司法書士・弁護士)を通せば7割返還されたのに、通さないで個人交渉をしたため5割返還になるという可能性もあります。足元を見られてしまうのです。

また、過払い金の交渉は短ければ数ヶ月で終わりますが、長ければ数年かかります。更には和解交渉が決裂すれば裁判にもなります。

それを代理人を通さず一人で行うのは、効率が良いとは言えないと思います。代理人を通すと、こちらの生活はほとんど変わらず、たまに進捗状況の連絡がある程度で、全て行ってくれます。

どちらを選択するのかはその人次第です。

アヴァンス法務事務所

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