第7話 周りの人間に見栄を張り

子どもも生まれ、家の中が賑やかになった。


仕事でも部下を持てるまでになり、仕事が終わると飲みに行くことも増えた。格好付ける僕に部下が出来たのだ。


これが引き金となってしまった。

三度始まる借金生活

仕事終わりの飲み会は基本おごり。それが続けば当然財政ピンチとなる。


「部下におごるからお金ちょうだい!」


こんなことは妻には言えない。

自分のふがいなさに情けなくなるふと、財布の中を覗くと、昔よく見たカードが見える。本当に駄目な男だ。
なぜ、カードを取っておく。必要ないはずなのに。お金がないなら「ない」と言えば良いではないか。


本当に駄目だ自分は、本当に・・・。


ガシャガシャガシャガシャ・・・・

何度も聞いてきた聞き覚えのある音。僕の人生を狂わせる音。結局また借りてしまった。

流石にまずいと思った僕は、しっかりと毎月の返済は行うようにしていた。限度額は50万円だが、10万円以上借りないようにしていた。


借りては返し、返しては借り。

5年の返済にようやく終止符

そんな取引がその後、5年は続いた。その頃には昇給し、お金に多少の余裕が出来ていた。


毎月きっちりと行っていた返済も完全に終わった。


取引の期間、約10年。


長かった。


これまでに沢山の大事な人を傷つけた。本当に馬鹿だった。

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