「お金が足りなくてクレジットカードを利用したことがある」
そういった方は非常に多いと思います。別にクレジットカードを利用することは特別なことではありません。ただ簡単にお金を借りられるため、ついつい借り過ぎてしまった経験のある方もいると思います。
「今月、返済が厳しいな・・・」
そう思っていたとしても、毎月返済日は必ず決まってやってきます。返済日を過ぎても決まった金額の返済がないと分かった時点で、クレジットカード会社から連絡が来ます。
「今月のご返済が確認できていないのですが・・・」
返済が遅れれば必ず連絡が来ます。この連絡に対しどのような対応をするのかによって、あなたの今後が決まってくるのです。
そういった時に、どういった対応をすれば良いのかと言うことをここでは紹介したいと思います。
友達からお金を借りるのとは訳が違う
クレジットカードでお金を借りるというのは、友達から借りているのと訳が違います。クレジットカード会社はお金を貸し、利子を貰うことで商売をしています。つまり、貸した以上に返してもらった分が利益となるのです。なので、少なくても「貸した分（元金）」は回収する必要があります。マイナスになってしまいますからね。元金を回収しただけでもまだマイナスです。あなたにお金を貸すために行った作業に対する費用が発生しています。
あなたにお金を貸す手続きを行った人の人件費や書類審査をした人の人件費。返済が滞り、あなたに連絡をした人の人件費などです。いずれにせよ、貸した分より返ってくる金額が多くなければ、クレジットカード会社は成り立ちません。なので、お金を返してもらうために様々な手段を講じてくるのです。
返済日に返済できなかったら
返済日に返済することができない場合、しばらくするとクレジットカード会社から連絡があります。その際に絶対にしない方が良いことは以下の通りです。
- 電話を無視
- 強気な態度での対応
あなたとクレジットカード会社の間にはある種の「信頼関係」が成り立つことでお金の貸し借りをしている状態です。そのため、どちらか一方が誠意に欠けた行動をしてしまうと信頼関係は崩れてしまいます。今回の場合ですと、電話を無視したり強気な態度での対応をされたりしたらクレジット会社からしてみたら「信頼に値しない」と評価されかねません。
そう評価されてしまった場合、クレジットカードの利用が停止されたり、強制的に解約されるケースがあります。クレジットカードの利用が停止されても、解約されても借りた分のお金とその利子は支払わなければいけません。
また、最悪のケースでは「ブラックリスト」に載ることが十分考えられます。ブラックリストに載ってしまうと、他の金融機関からお金を借りることが非常に困難になります。ほぼ借りられないと言っても良いでしょう。車のローンも家のローンも借り入れられない可能性があります。
返済できない時の解決策は？
では、返済できない時にはどのような対応をすれば良いのかですが、あなたの状況によってきます。
- 今回は返済できないが、次回からは返済が可能
- これからも返済できそうにない
今回は返済できないが、次回からは返済が可能
限定的に返済ができない状態でしたら、その旨をクレジットカード会社に説明するようにしましょう。クレジットカード会社側も返済してもらわなければ赤字になってしまうので、無理に返済を要求することはしません。
そのため、「いつまでにいくら返済する」といった約束をすることになるでしょう。
そして次の返済日までには必ず約束通り返済するようにしましょう。既に返済期日が遅れているわけですので、あなたの信頼は少なからず落ちてしまっています。もし約束した期日までに返済ができなかった場合、更に信頼度が落ちてしまいます。
信頼度が落ちれば落ちるほど、ブラックリストに近づくと言っても過言ではありません。
これからも返済できそうにない
どうしても継続的に返済ができなくなってしまう可能性が出てくる場合もあります。そういった時には司法書士や弁護士と言った代理人に相談するようにしましょう。彼らは借金問題でトラブルのスペシャリストです。あなたの代理人となり、クレジットカード会社と交渉をしてくれます。交渉が上手く進めば、返済期日が伸びたり、返済する金額が減ったり、場合によっては借金自体が無くなったり、更にはお金が戻ってくるといったこともあります。
これらの方法は案外知られていないことなのですが、借金問題は適切な対応を行うことで、あなたの負担を大きく減らすことができるのです。
あなたならどうする？お金を貸したときの適切な対応とは
クレジットカード会社からお金を借りたら、毎月決まった日に決まった金額を返済しなければいけません。これは借金が完全になくなるまで続きます。もし決まった日に決まった金額を返済できなければ、お金を貸したクレジットカード会社は何とかして返済してもらおうとします。一昔前に比べると、その手法は強引ではないとはいえ、あなたの社会的信用は失われる可能性があるのです。
こういった話は難しいので、分かりやすい例え話を紹介します。
知人に頼まれお金を貸した
あなたは知人のＡさんからこんな相談を受けます。
「お金を貸してくれないか？」
相談してきたＡさんは知り合い程度であり、あまり深い付き合いではありません。普通なら知り合い程度の人にはお金を貸しません。ただ、非常に困っている様子だったので、Ａさんが信頼できる人間であるならお金を貸そうと考えました。その際、Ａさんのことを知っている人にいろいろ話を聞いて回りました。その結果、悪さをする人間ではないとの情報が集まりました。また、Ａさんから「毎月必ず決まった日に決まった金額＋利子分を返済する」と約束してくれたので、お金を貸すことにしました。
しばらくはしっかりと返済をしてくれていました。しかし少しずつ返済が遅れがちになってきたのです。そしてついには返済日から1週間が過ぎても返済を確認できない状態になったのです。
そこであなたは電話をかけてみることにしました。何度かけても出ません。それでも何度も何度も電話を掛けることでやっとつながります。
「返済日が過ぎているんだけど」
そういうと、Ａさん悪びれもせずこう言いました。
「何度も電話をかけてくるなよ。返済できる金があればとっくに返しているよ。金がないのにどうやって返せばいいってんだ！」
この時点で信頼関係は崩れました。縁を切るしかありません。そして、こういったことがあったんだと、あなたとＡさんの共通の知人でもあるＢさんに話をしました。Ｂさんはご意見番みたいな存在で、何か困ったときにはみんなＢさんを頼りにしていました。
ある日、あなたの借金を踏み倒したＡさんは、私の友達のＣさんに借金のお願いに行きました。ＣさんはＡさんの事をあまり知らないため、Ｂさんに相談することにしました。すると、Ａさんの借金を踏み倒した事実を知り、Ｂさんは被害を受けることはありませんでした。終わり。
お分かりになりますか？
今回の例え話が、「クレジットカード会社とあなたとの関係」をあなたがお金を貸した側として捉えた文章となります。
| あなたがお金を借りたとき | あなたがお金を貸したとき |
|---|---|
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上記の内容の左右を見比べてみてください。
「左側は、お金を貸すのがクレジットカード会社で借りたのはあなた。」
「右側は、お金を貸すのがあなたで借りたのはＡさん。」
登場人物が異なるだけで同じ内容が書かれていますよね。もしあなたが誰かにお金を貸したならば、絶対に返してもらいたいですよね。それはクレジットカード会社も同じなのです。貸したものを返さなかったらそれなりのペナルティが発生します。
お金を返したくても返せない そんな時は
どんなにお金を返したいと思っても現実的に返せない場合が時には発生するでしょう。そういった時には、いくつか解決の方法があります。間違っても、クレジットカード会社の催促に対し反論したり、無視をするのはやめましょう。どんどんあなたの社会的信用が低くなるだけです。
ではどのように借金問題を解決したら良いのか？それは「借金問題のスペシャリストに相談すること」が一番の近道です。借金問題を解決するためには、借金を全額返済することが解決方法ではありますが、それだけではありません。場合によっては借金が残っているのにも関わらず無くなったり、逆にお金が戻ってきたりすることがあるのです。
そういった方法が債務整理や個人再生、過払い金返還請求など、他にも様々な方法があります。
しかしこれらの方法を行使するときには、金融のプロであるクレジットカード会社と交渉をしなければなりません。専門知識もいりますし、時間もかかります。尚且つ、足元を見られる可能性も十分にあります。
そんなことが内容に、こちらも金融のプロに交渉を代理で行ってもらうのです。その代理人となるのが司法書士や弁護士と言った人たちです。最近では成功報酬を支払えば良いと言った事務所もあるので、そういった事務所を利用すれば失敗してもお金が出ていくことはありません。