十分に相談に乗ってもらえない 弁護士や司法書士は誰でもよいわけではない

十分に相談に乗ってもらえない 弁護士や司法書士は誰でもよいわけではない 正しい代理人の選び方

弁護士や司法書士によっては、十分に相談に乗ってくれないことがあるようです。しかし、相談にのってもらえないことは致命的な問題となります。

依頼する側は非日常なこと

弁護士や司法書士からしてみれば、過払い金返還請求は「日常の業務の一部」であることが原因でしょう。

しかし、依頼する側からしてみれば、とても勇気のいることで、「日常」ではなく「非日常」のことなのです。

代理人をお願いするときには、「今までの貸金業者との取引の経緯」を詳細に尋ねられます。これはとても重要なことで、その情報を元に代理人は貸金業者と交渉をしてくれます。

そんな個人情報を詳細に明かすわけですから、親身になって相談に乗ってくれる代理人を選びたいのがこちらの本音です。

どこで判断するか

十分に相談に乗ってもらえているのかそうでないのかを判断するのは難しいかもしれません。「人を見る目」が必要となってきます。

私の場合は次の点で判断しました。

  • 始めの電話での対応が親切だった。
  • 知り合いの税理士の紹介だった。
  • 会って話したときに、些細な質問にも一生懸命答えてくれた。
  • わざわざ遠くまで来てくれた。

人それぞれ判断基準は異なるとは思いますが、最終的にはあなた自身が見て、信頼に値すると考える代理人を選ぶことが大切です。

相談に乗ってもらえないとどのような問題があるの?

相談に乗ってもらえた方が依頼人からしてみても安心できます。しかし実際にはそれほど相談に乗ってくれない代理人がいることも事実です。相談に乗ってくれないとどういった問題が起こるのでしょうか。

まず意思の疎通が上手くいかなくなります。過払い金返還請求をするときに最終的にどの程度の金額で和解をするのかを判断するのは依頼人であるあなたです。その和解金額が適正なものであるのかどうかは依頼人には判断しかねます。やはり多くの経験をしている代理人の客観的な判断が必要となってきます。

そして意思の疎通が上手くいっていないと、勝手に和解金を決めてくる代理人もいるのです。また悪質な場合は偽りの和解金額を依頼人に通知してくる代理人も過去にいたようです。

例えば和解金が100万円だったとしましょう。そして代理人の成功報酬が返還金額の20%だったとしましょう。つまり代理人の報酬は20万円ということになり、80万円が依頼人の手元に戻ることになります。

しかし悪質な代理人は和解金が100万円だったとしても依頼人には50万円の和解金額になったと通知します。それを信じた依頼人は50万円の20%である10万円を代理人に成功報酬として支払います。

しかし実際には和解金は100万円だったため、代理人は隠した50万円と成功報酬の10万円、合わせて60万円を手にすることになるのです。

このようなことを避けるためにも、まずは意思の疎通がしっかりできて、会話のできる、そして相談のできる代理人を選ぶことが、過払い金返還請求を成功させる重要なポイントとなるのです。

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