借金の消滅時効のことを説明しているサイトは沢山ありますが、どれも内容が難しくいまいちよく分からないと思います。そこでここではイラストを使って対話形式で説明したいと思います。
借金しているのに全く返していないんだって?
そう、返すお金があれば返しているけど、そんな余裕がなくってね。
一応聞くけど、どのくらい返していないの?
う~ん・・・。5年~6年前にちょっと返したのが最後だと思うんだけどはっきり覚えていないなぁ・・・
5年、6年お金を返していないのかぁ・・・とすると、もしかしたら・・・
ん?何?
もし、5年以上借金を返済していないとすれば、その借金は無くなる可能性があるんだよね。
え?どういうこと?
えっとね、借金には時効があるんだよ。つまり「もう借金を返済しなくてもいいよ」という状態になるんだよ。
え?そうなの?もっと詳しく聞かせて!
OK。条件がいくつかあるからまず、その辺りを確認しなければならない。1つ目として、「借金を最後に返済してから5年以上が経過している」ということ。2つ目として、「その5年間でお金を借りた会社から裁判を起こされたり、差し押さえをされていないこと」あたりが条件になる。
つまり?
簡単に言っちゃうと、「今抱えている借金関連で5年間全く動きがない状態」であれば、借金の時効の権利があるということなんだよ。
す、すごい!もう自由の身ってことでいいの?
いや、1つやらなければならないことがある。それは「時効援用」の通知をしなければならないってこと。つまり、「時効が成立しましたよ。」という通知をお金を借りた会社に知らせなければいけないんだ。
その通知をしなかったらどうなるの?
借金が時効にはならない。もしその間に、お金を借りた会社から裁判を起こされたり、差し押さえにあったり、君自身が借金があることを認めてしまったら時効成立がまた5年延びてしまう。
え?なんだいそれ?じゃぁすぐにでも時効援用の通知を送らなきゃ。
まぁ、そうなんだけど、問題としては本当に5年経過しているのかと言う点と、時効援用の手続きがしっかり出来るのかと言うことなんだよね。
だよねぇ・・・。難しいことは全然わからないからねぇ。誰か代わりに調べてくれたり、やってくれればいいんだけどね。
そういったことを代理でやってくれる人がいるんだよ。代理人って言われているけど、司法書士や弁護士がそれに該当するんだよ。
そうなんだ。じゃぁお願いした方がいいね。でどのくらいのお金がかかるの?
仕事を依頼する代理人にもよるんだけど、大体2万円~3万円くらいかな。
借金が2万円~3万円でなくなるって考えれば安いもんだね。