結論から言いますと、誰にも知られずに過払い金返還請求をすることは出来ます。身内や知人、会社など、周りにの人にあなたが過払い金返還請求をしているかどうか知られることはありません。
理由は、代理人には守秘義務があるためです。
連絡の回数は最低限に抑えられる
過払い金返還請求をする時の登場人物は以下の3者です。
- お金を借りた人(あなた)
- お金を貸した人(貸金業者・クレジット会社)
- 代理人(司法書士・弁護士)
あなたは代理人を立てた瞬間に貸金業者と一切接触はしなくなります。つまり、返還請求が完了するまで、代理人と貸金業者との間で交渉が行われることとなります。代理人と貸金業者での交渉の中で、あなたの情報がその他の外部に漏れることはありません。
代理人から交渉の進捗状況の連絡があなたにあります。通常、連絡は電話で行われます。それも携帯電話でのやり取りとなるので、誰かに通話履歴を調べられない限り、だれにも知られることはありません。
ただし、代理人からの連絡が増えれば増えるほど、誰かに知られるリスクが増えるため、極力必要最低限の連絡しかしてきません。
- 貸金業者へ代理人の受任通知を送った・取引履歴の開示請求を行った(同時に行う)
- 取り寄せた取引履歴を元に、引き直し計算をし、正式な過払い金額を算出。交渉に入るかどうかの確認
- 交渉が終了・返還時期の連絡
たったの3回です。頻度にすると、2ヶ月に1度くらいです。
代理人の事務所の方針もあると思いますので、その辺りを、初めの問い合わせの際、代理人に確認しておくと良いでしょう。ちなみに問い合わせや相談は無料です。
あなた自身が気を付けること
代理人には守秘義務がある為、あなたの情報をたとえ家族であっても漏らすことはありません。ただそれでもあなたが過払い金返還請求をしていることが周囲にばれてしまうことがあります。
それは「あなた自身が情報を漏らしてしまう可能性がある」のです。例えば数少ない代理人からの連絡。電話がかかってきたときに不自然な態度を取って、周囲の人から怪しまれ、突っ込まれて言ってしまうということが考えられます。
また、あなたの携帯電話の通話履歴を見られ、番号検索をして代理人とつながっていることが発覚し、そこから追及さればれてしまうといったことも考えられるでしょう。
さらに信頼していた人に相談をした結果、そこから情報が漏れてしまうといったことも考えられます。
つまり、あなたが原因となって情報が漏れてしまう可能性が一番高いのです。なので、過払い金返還請求をしていることが周囲の人に知られたくないのであれば、以下のことに注意をして下さい。
- 誰かと一緒のときには代理人から電話は取らない。もしくは電話を取ったとしても自然に話す。
- 代理人から連絡があった時には、通話履歴を消す。また携帯電話の明細は取り寄せない。もしくは破棄する。
- 誰にも知られたくないのであれば、どんなに信頼していたとしても代理人以外の人に返還請求の話はしない。
周囲に知られたとしても
私の場合は、過払い金返還請求をしていることを周囲の人は知っていました。別に誰にでも話をしたということではありませんが、家族と両親、親しい友人は知っていました。それにより、何か偏見を受けたということはありません。
「やった方が良いよ。」「やって良かったね。」
と言われたくらいです。
ただ私の周りが借金に対し偏見を持っていなかっただけかもしれません。なので、誰にも話さないことに越したことはないと思います。もし、自分一人で抱えきれず誰かに話したいと思った時には、1人に話したら他の多くの人に知られる覚悟で話した方が良いと思います。
コメント